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マイケル・ハワード (歴史学者) : ウィキペディア日本語版
マイケル・ハワード (歴史学者)
マイケル・ハワード(Sir Michael Eliot Howard, 1922年11月29日-)は、イギリス歴史学者。専門は軍事史国際戦略研究所(IISS)名誉所長。
オックスフォード大学クライスト・チャーチ校で学ぶ。第二次世界大戦中はコールドストリームガーズの一員として従軍、イタリア戦線で戦い、二度の負傷を経験した。
戦後は大学に戻り、修士・博士号を取得、1947年よりロンドン大学キングス・カレッジに赴任し、戦争学部(Department of War Studies)創設に携わる。1964年には同学部初の正教授に就任した。1970年からはオックスフォード大学に異動し、オール・ソウルズ・カレッジのチチェリー講座教授(1977-80年)、現代史欽定講座教授(1980-89年)を歴任し、この間には国際戦略研究所会長も務めた。その後、イェール大学歴史学部に軍事史・海軍史講座担当教授として赴任し、1993年に退職する。
クラウゼヴィッツ研究の泰斗として知られ、ハワードらが翻訳・解説を担当した『戦争論』の英語訳は英語圏でのスタンダードとして用いられている。2005年、メリット勲章を受章。
==著書==

*''Disengagement in Europe'', (Penguin Books, 1958).
*''The Mediterranean Strategy in the Second World War'', (Weidenfeld & Nicolson, 1968).
*''The Franco-Prussian War: the German Invasion of France, 1870-1871'', (Collier Books, 1969, 2nd ed., 2001).
*''Studies in War and Peace'', (Viking Press, 1971).
*''The Continental Commitment: the Dilemma of British Defence Policy in the Era of the Two World Wars'', (Maurice Temple Smith Ltd., 1974).
*''War in European History'', (Oxford University Press, 1976).
:『ヨーロッパ史と戦争』(奥村房夫・奥村大作訳, 学陽書房〈現代政治選書〉, 1981年)
改訂版 『ヨーロッパ史における戦争』(中公文庫, 2010年)
*''War and the Liberal Conscience'', (Temple Smith, 1978).
:『戦争と知識人――ルネッサンスから現代へ』(奥村房夫ほか訳, 原書房〈文化史選書〉, 1982年)
*''The Lessons of History'', (Clarendon Press, 1981).
*''The Causes of Wars and Other Essays'', (Harvard University Press, 1981, 2nd ed., 1983).
*''Clausewitz'', (Oxford University Press, 1983).
*''British Intelligence in the Second World War, Volume 5: Strategic Deception'', (Cambridge University Press, 1990).
*''The Invention of Peace: Reflections on War and International Order'', (Profile Books, 2000).
*''Clausewitz: A Very Short Introduction'', (Oxford University Press, 2002).
*''The First World War'', (Oxford University Press, 2002).
*''The First World War: A Very Short Introduction'', (Oxford University Press, 2007).
:『第一次世界大戦』、馬場優訳、法政大学出版局、2014年
*''Captain Professor: A Life in War and Peace (autobiography)'',(Continuum Intl Pub Group, 2006)
*''Liberation or Catastrophe?: Reflections on the History of the 20th Century'', (Hambledon Press, 2007)

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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